使用するコードに情報トレースポイントを追加する前に、これらのガイドラインをお読みください。
情報データトレースポイント、変数データトレースポイント、およびデータトレースポイントには通常、Trace.Level3 または Trace.Level4 を使用します。トレースレベルは、表示された情報の重要度、工数および詳細度によって決まります。
重要な条件、分岐、コードパスで発生する情報などをトレースするには、Trace.Level3 と Trace.Level4 の情報と変数トレースポイントを使用します。
変数トレースポイントは情報トレースポイントと同様に便利なメソッドですが、変数トレースポイントが引数値をプリントするだけでなく variable=<variable> をプリントアウトします。さらにこのメソッドは、引数に指定したトレースレベルが一致しない限りは情報をフォーマットしません。
メソッドに例外条件があってもその例外を再スローしない場合は、情報トレースポイントを使用しないでください。caught メソッドを使用してください。たとえば、「例外トレースポイントの使用方法」を参照してください。
バイト配列で情報を表示するには、Trace.Level3 と Trace.Level4 データトレースポイントを使用します。その情報がそのトレースレベルに合っており短い場合は、下位のトレースレベルを使用してもかまいません。
重要だが短い情報をトレースするには、Trace.Level1 と Trace.Level2 情報トレースポイント、変数トレースポイント、およびデータトレースポイントが使用できます。ただし、このレベルのトレースポイントはほとんど使用しないでください。
次に、簡易情報トレース文の例を示します。この例では、次の CLASS 変数が宣言されているものとします。
private static final String CLASS = "com.waveset.adapter.MyResourceAdapter"; protected static Trace _trace = Trace.getTrace();
_trace.info(_trace.LEVEL3, CLASS, METHOD, Some Message); WavesetResult result = new WavesetResult(); try { someMethod(); } catch(Exception e) { String msg = Some Error Message; WavesetException we = new Waveset(msg, e); _trace.caught(_trace.LEVEL3, CLASS, METHOD, e); result.addException(we); }