コマンド行にパスワードを入力する代わりに、passwords.txt などのファイルからコマンドのパスワードにアクセスできます。asadmin ユーティリティーの --passwordfile オプションは、パスワードを含むファイルの名前を受け取ります。ファイル内のパスワードのエントリには、パスワード名の前に AS_ADMIN_ というプレフィックス (大文字) を付ける必要があります。
次のタイプのパスワードも指定できます。
AS_ADMIN_MASTERPASSWORD AS_ADMIN_USERPASSWORD AS_ADMIN_ALIASPASSWORD |
パスワードファイルを編集します。
たとえば、ドメイン管理サーバー (DAS) のパスワードを指定するには、パスワードファイルに次のようなエントリを追加します。adminadmin は管理者パスワードです。
AS_ADMIN_PASSWORD=adminadmin
パスワードファイルを保存します。
これで、asadmin サブコマンドにパスワードファイルを指定できるようになりました。この例では、passwords.txt がパスワードを含むファイルです。
asadmin>delete-jdbc-resource --user admin --password passwords.txt jdbc/DerbyPool |
AS_ADMIN_PASSWORD がグローバル環境にエクスポートされている場合、--passwordfile オプションを指定すると、--passwordfile オプションの使用に関する警告が表示されます。この警告が生成されないようにするには、AS_ADMIN_PASSWORD を設定解除します。