Sun GlassFish Enterprise Server v3 管理ガイド

デフォルト以外のメッセージセキュリティープロバイダの管理

ここでは、次のテーマを取り上げます。

Procedureメッセージセキュリティープロバイダを作成する

セキュリティーサービスの新しいメッセージプロバイダを作成するには、リモートモードで create–message–security–provider サブコマンドを使用します。メッセージレイヤーが存在しない場合は、メッセージレイヤーが作成され、そのレイヤーにプロバイダが作成されます。

  1. サーバーが実行されていることを確認します。

    リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。

  2. create-message-security-provider(1) サブコマンドを使用して、メッセージセキュリティープロバイダを作成します。

    このサブコマンドのプロパティーについては、このマニュアルページに記載されています。

  3. (省略可能) 必要な場合は、サーバーを再起動します。

    プロパティーの中には、サーバーの再起動を求めるものもあります。「サーバーの再起動が必要な構成の変更」を参照してください。サーバーを再起動する必要がある場合は、「ドメインの再起動」を参照してください。


例 13–2 メッセージセキュリティープロバイダの作成

この例では、mySecurityProvider という名前の新しいメッセージセキュリティープロバイダを作成します。


asadmin> create-message-security-provider 
--classname com.sun.enterprise.security.jauth.ClientAuthModule
--providertype client mySecurityProvider
Command create-message-security-provider executed successfully.

参照

コマンド行に asadmin help create–message–security–provider と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。

Procedureメッセージセキュリティープロバイダを一覧表示する

セキュリティーレイヤーのメッセージプロバイダを一覧表示するには、リモートモードで list–message–security–providers サブコマンドを使用します。

  1. サーバーが実行されていることを確認します。

    リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。

  2. list-message-security-providers(1) サブコマンドを使用して、メッセージセキュリティープロバイダを一覧表示します。


例 13–3 メッセージセキュリティープロバイダの一覧表示

この例では、メッセージレイヤーのメッセージセキュリティープロバイダを一覧表示します。


asadmin> list-message-security-providers --layer SOAP
XWS_ClientProvider 
ClientProvider
XWS_ServerProvider
ServerProvider
Command list-message-security-providers executed successfully.

参照

コマンド行に asadmin help list–message–security–providers と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。

Procedureメッセージセキュリティープロバイダを更新する

  1. サーバーが実行されていることを確認します。

    リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。

  2. list-message-security-providers(1) サブコマンドを使用して、メッセージセキュリティープロバイダを一覧表示します。

  3. set(1) サブコマンドを使用して、指定したメッセージセキュリティープロバイダの値を変更します。

    メッセージセキュリティープロバイダは、ドット表記名で識別されます。

Procedureメッセージセキュリティープロバイダを削除する

メッセージセキュリティープロバイダを削除するには、リモートモードで delete-message-security-provider サブコマンドを使用します。

  1. サーバーが実行されていることを確認します。

    リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。

  2. list-message-security-providers(1) サブコマンドを使用して、メッセージセキュリティープロバイダを一覧表示します。

  3. delete-message-security-provider(1) サブコマンドを使用して、メッセージセキュリティープロバイダを削除します。


例 13–4 メッセージセキュリティープロバイダの削除

この例では、myServerityProvider という名前のメッセージセキュリティープロバイダを削除します。


asadmin> delete-message-security-provider --layer SOAP myServerityProvider
Command delete-message-security-provider executed successfully.

参照

コマンド行に asadmin help delete–message–security–provider と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。