Sun GlassFish Enterprise Server v3 管理ガイド

Web サービスのサンプルアプリケーション

Enterprise Server には、xms という名前のサンプルアプリケーションが用意されています。xms アプリケーションは、Java EE EJB エンドポイントと Java サーブレットエンドポイントの両方を使って実装された、単純な Web サービスです。両エンドポイントは同一のサービスエンドポイントインタフェースを共有しています。サービスエンドポイントインタフェースには、sayHello という処理のみが定義されています。この処理は、文字列の引数を 1 つ受け取り、その呼び出し引数の前に Hello を付加した String を返します。

xms サンプルアプリケーションは、Enterprise Server の WS-Security 機能を使って、既存の Web サービスアプリケーションをセキュリティー保護する方法を示すことを目的としています。サンプルに付属する手順では、Enterprise Server の WS-Security 機能を有効にして xms アプリケーションを保護する方法が説明されています。また、このサンプルは、「アプリケーション固有の Web サービスセキュリティー」アプリケーションで説明されているように、WS-Security 機能をアプリケーションに直接バインドする方法も示しています。

xms サンプルアプリケーションのコンパイル、パッケージ化、および実行については、『Sun GlassFish Enterprise Server v3 Application Development Guide』の第 5 章「Securing Applications」を参照してください。

xms サンプルアプリケーションは、as-install/samples/webservices/security/ejb/apps/xms/ にインストールされます。