Sun GlassFish Enterprise Server v3 管理ガイド

Web アプリケーションのグローバルな機能の定義

default-web.xml ファイルを使用して、フィルタやセキュリティー制約などの、すべての Web アプリケーションに適用される機能を定義できます。

たとえば、ディレクトリの一覧表示は、セキュリティーの強化のためにデフォルトで無効化されます。ドメインの default-web.xml ファイルでディレクトリの一覧表示を有効にするには、servlet-namedefault であるサーブレットの定義を検索し、listings という名前の init-paramtrue に設定します。続いて、サーバーを再起動します。

<init-param>
   <param-name>listings</param-name>
   <param-value>true</param-value>
</init-param>

listingstrue に設定した場合、ディレクトリの一覧表示をソートする方法も決定できます。sortedBy という名前の init-param の値を、NAMESIZE、または LAST_MODIFIED に設定します。続いて、サーバーを再起動します。

<init-param>
   <param-name>sortedBy</param-name>
   <param-value>LAST_MODIFIED</param-value>
</init-param>

default-web.xml ファイルの mime-mapping 要素はグローバルで、すべての Web アプリケーションで継承されます。Web アプリケーションの web.xml ファイルで mime-mapping 要素を使用して、これらのマッピングを上書きするか、独自に定義することができます。mime-mapping 要素の詳細は、Servlet 仕様を参照してください。

default-web.xml ファイルは、管理コンソール を使用して編集するか、次の手順で直接編集することができます。

Proceduredefault-web.xml ファイルを使用する

  1. フィルタ、セキュリティー制約、またはその他の機能の JAR ファイルを、domain-dir/lib ディレクトリに配置します。

  2. 配置した JAR ファイルを参照するように、domain-dir/config/default-web.xml ファイルを編集します。

  3. 変更内容を適用するために、Enterprise Server を再起動します。

    「ドメインの再起動」を参照してください。