スレッドプールを作成するには、リモートモードで create-threadpool サブコマンドを使用します。
サーバーは、指定された最小スレッドプールサイズに従って、アプリケーション要求用に確保するスレッドを割り当てます。その数は、指定された最大スレッドプールサイズまで増加できます。プロセスで使用可能なスレッドの数を増やすと、プロセスが同時に応答できるアプリケーション要求数が多くなります。
1 つのリソースアダプタまたはアプリケーションが Enterprise Server のすべてのスレッドを占有すると、スレッド不足が発生します。この状況は、Enterprise Server のスレッドを複数のスレッドプールに分割することで回避できます。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
create-threadpool(1) サブコマンドを使用して、新しいスレッドプールを作成します。
サブコマンドのオプションについては、このサブコマンドのマニュアルページを参照してください。
変更内容を適用するために、Enterprise Server を再起動します。
「ドメインの再起動」を参照してください。
Web コンテナによって使用されるスレッドプールでは、再起動が必要ない場合もあります。
この例では、threadpool-l を作成します。
asadmin> create-threadpool --maxthreadpoolsize 100 --minthreadpoolsize 20 --idletimeout 2 --workqueues 100 threadpool-1 Command create-threadpool executed successfully |
コマンド行に asadmin help create-threadpool と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。