共有サーバーインスタンスでは、参照される構成に定義された属性の上書きが頻繁に必要になります。任意の構成の属性を、対応する名前のシステムプロパティーによって上書きできます。
ここでは、次のテーマを取り上げます。
ドメインまたは構成の 1 つ以上のシステムプロパティーの作成または更新を行うには、リモートモードでサブコマンド create-system-properties を使用します。 任意の構成の属性を、対応する名前のシステムプロパティーによって上書きできます。
サーバーが稼働中であることを確認してください。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
create-system-properties(1) サブコマンドを使用して、システムプロパティーを作成します。
サブコマンドのプロパティーに関する情報が、このマニュアルページにあります。
この例は、localhost の http-listener-port=1088 に関するシステムプロパティーを作成します。
asadmin> create-system-properties http-listener-port=1088 Command create-system-properties executed successfully. |
コマンド行に asadmin help create-system-properties と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。
ドメインまたは構成に適用するシステムプロパティーを一覧表示するには、リモートモードで list-system-properties サブコマンドを使用します。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
list-system-properties(1) サブコマンドを使用して、システムプロパティーを一覧表示します。
HTTP_LISTENER_PORT や HTTP_SSL_LISTENER_PORT などの事前定義プロパティーを含む、既存のシステムプロパティーが表示されます。
この例は、ホスト localhost のシステムプロパティーを一覧表示します。
asadmin> list-system-properties http-listener-port=1088 Command list-system-properties executed successfully. |
コマンド行に asadmin help list-system-properties と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。
システムプロパティーを削除するには、リモートモードで delete-system-property サブコマンドを使用します。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
list-system-properties(1) サブコマンドを使用して、既存のシステムプロパティーを一覧表示します。
delete-system-property(1) サブコマンドを使用して、システムプロパティーを削除します。
必要に応じて、システムプロパティーが削除されたことをユーザーに通知します。
この例は、localhost から http-listener-port という名前のシステムプロパティーを削除します。
asadmin> delete-system-property http-listener-port Command delete-system-property executed successfully. |
コマンド行に asadmin help delete-system-property と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。