「ファイアウォール」は、2 つ以上のネットワーク間のデータフローを制御し、ネットワーク間のリンクを管理します。ファイアウォールは、ハードウェア要素およびソフトウェア要素で構成できます。Enterprise Server では、主に次のようなガイドラインが適しています。
一般的に、ファイアウォールは、クライアントが必要な TCP/IP ポートにアクセスできるように設定します。
たとえば、HTTP リスナーがポート 8080 で動作している場合は、HTTP 要求をポート 8080 だけで受け付けるようにファイアウォールを設定します。同様に、HTTPS 要求がポート 8081 に設定されている場合は、HTTPS 要求をポート 8081 で受け付けるようにファイアウォールを設定する必要があります。
インターネットから EJB モジュールへの直接の RMI-IIOP (Remote Method Invocations over Internet Inter-ORB Protocol) アクセスが必要な場合は、同様に RMI-IIOP リスナーのポートを開きます。
RMI-IIOP リスナーポートはセキュリティーリスクの原因となるため、このポートは開かないようにすることをお勧めします。
二重のファイアウォールのアーキテクチャーでは、HTTP および HTTPS トランザクションを受け付けるように外部ファイアウォールを設定する必要があります。また、ファイアウォールの背後の Enterprise Server と通信する HTTP サーバープラグインを受け付けるように内部ファイアウォールを設定する必要があります。