この節では、Sun GlassFish Enterprise Server v3 製品をインストールする前に満たしている必要のある要件を示します。
Sun GlassFish Enterprise Server v3 では、インストール用に最小 200M バイトの空きディスク容量、実行用に 100M バイトの空きメモリーが必要です。
次の表に、サポートされるオペレーティングシステム、最小メモリー、推奨メモリー、最小ディスク容量、推奨ディスク容量、Java 仮想マシンを示します。
次に示されているとおり、Enterprise Server には JDKTM リリース 6 が必要です。必要な JDK 6 ソフトウェアの認定済み最小バージョンはオペレーティングシステムによって異なります。プラットフォームごとの要件については、「必要な JDK バージョン」を参照してください。
表 1–2 サポートされるオペレーティングシステム
オペレーティングシステム |
最小メモリー |
推奨メモリー |
最小ディスク容量 |
推奨ディスク容量 |
Java 仮想マシン |
---|---|---|---|---|---|
SolarisTM オペレーティングシステム |
|||||
Solaris 10 (SPARCTM プラットフォーム) |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 32 ビットおよび 64 ビット |
Solaris 10 (x86 プラットフォーム) |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 32 ビットおよび 64 ビット |
OpenSolarisTM 2009.06 |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 |
Linux |
|||||
Red Hat Enterprise Linux 5.0 |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 32 ビットおよび 64 ビット |
Red Hat Enterprise Linux 4.0 |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 32 ビット |
SUSE Linux Enterprise Server 10 |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 32 ビット |
Ubuntu Linux 8.04 |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 32 ビット |
Windows |
|||||
Windows 7 Professional |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 32 ビットおよび 64 ビット |
Windows XP Professional SP3 |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 32 ビット |
Windows2008 |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 32 ビット |
Windows Vista Business |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500M バイト |
JDK 6 32 ビット |
Mac OS |
|||||
Mac OS X 10.5 および 10.6 |
1Gバイト |
2Gバイト |
250Mバイトの空き領域 |
500Mバイトの空き領域 |
JDK 6 32 ビット |
UNIX® プラットフォーム上では uname コマンドでオペレーティングシステムのバージョンを確認できます。ディスク容量は df コマンドで確認できます。
Microsoft Windows プラットフォームで Enterprise Server を実行している場合は、FAT や FAT32 ではなく NTFS ファイルシステムを使用します。
システムの仮想化は、複数のオペレーティングシステム (OS) インスタンスを共用ハードウェア上で個別に実行できるようにするテクノロジです。機能的にいうと、仮想化された環境でホストされる OS に配備されたソフトウェアは、通常はベースとなるプラットフォームが仮想化されていることを認識しません。Sun では、精選されたシステムの仮想化と OS の組み合わせについて、その Sun Java System 製品のテストを行なっています。これは、Sun Java System 製品が、適切な規模と構成の仮想化環境でも、仮想化されていないシステム上の場合と同様に機能することを効果的に確認するためのテストです。仮想化された環境における Sun Java System 製品のサポートについては、System Virtualization Support in Sun Java System Products を参照してください。
一時ディレクトリに、次のソフトウェアのインストールに十分な空き容量が必要です。
Sun GlassFish Enterprise Server: 最小 35 MB
SDK: 最小 250 MB
利用可能な未使用ポートが 7 つ必要です。
インストールプログラムは、使用されているポートを自動的に検出し、その時点で未使用のポートをデフォルトの設定として示します。
次の表に、最初のデフォルトポート割り当てを示します。これらのデフォルトポート番号が使用されている場合、インストールプログラムは動的なポート範囲からランダムに選択されたポート番号を割り当てます。選択されるポート番号は、次に使用可能なポート番号ではない場合があります。
表 1–3 Enterprise Server v3 のデフォルトポート割り当て
ポート番号 |
用途 |
---|---|
4848 |
管理コンソール |
8080 |
HTTP |
8081 |
HTTPS |
8686 |
Pure JMX Client |
3700 |
IIOP |
3820 |
IIOP/SSL |
3920 |
相互認証を使用する IIOP/SSL |
Solaris 10 オペレーティングシステムを使用している場合は、次の表のとおりプラットフォームに適したパッチを適用する必要があります。
プラットフォーム |
パッチ番号 |
---|---|
SPARC プラットフォーム |
119963-08 |
x86 プラットフォーム |
119964-08 |
Sun が推奨するパッチクラスタが適用されていることも確認してください。
これらのパッチおよびパッチクラスタは SunSolveSM プログラムの Web サイトで入手できます。
パッチを入手するには PatchFinder のリンクをクリックして、「Patch ID」フィールドを使用して検索します。
パッチクラスタを入手するには「Downloads」セクションの「Patch Cluster and Patch Bundle Downloads」リンクをクリックしてから、推奨されるパッチクラスタのリンクをクリックします。
Sun GlassFish Enterprise Server v3 のインストールには JDK リリース 6 が必要です。
Enterprise Server に必要な JDK ソフトウェアの認定済み最小バージョンはオペレーティングシステムによって異なります。
サポートされるオペレーティングシステム (Mac OS X「以外」) で必要な最小のバージョンは 1.6.0_17 です。
Mac OS X オペレーティングシステムで必要な最小のバージョンは 1.6.0_15 です。
Enterprise Server で使用される次のバイナリファイルは、Java Runtime Environment (JRETM) ソフトウェアではなく JDK ソフトウェアのものである必要があります。
java
keytool
要件を満たすために、コンピュータのパスで JDK ソフトウェアの bin ディレクトリが JRE ソフトウェアの bin ディレクトリより上位にあることを確認してください。
次の表に、本リリースでサポートされるデータベースおよびドライバを示します。サポートされる Sun GlassFish Enterprise Server v3 のすべての構成には、Java DB とドライバなど、この表のデータベースとドライバの組み合わせが少なくとも 1 組含まれている必要があります。また、Enterprise Server は Java DataBase Connectivity (JDBCTM) テクノロジを通じ、対応する JDBC API をサポートするドライバ (JDBC ドライバ) によってほかの任意のデータベース管理システム (DBMS) との接続をサポートするよう設計されています。
表 1–4 サポートされる JDBC ドライバおよびデータベース
JDBC ドライバベンダー |
JDBC ドライバのタイプ |
サポートされるデータベースサーバー |
---|---|---|
MySQL Connector/J Driver 5.1 |
Type 4 |
MySQL 5.1 |
Java DB 10.5.3.0 |
Type 4 |
Java DB 10.5.3.0 |
Oracle 11 |
Type 2 および Type 4 |
Oracle 11 |
PostgreSQL 8.4 |
Type 4 |
PostgreSQL 8.4 |
DB2 9.7 |
Type 2 |
DB2 9.7 |
Sun、DataDirect 4.0 |
Type 4 |
Sybase ASE 15 |
Sun、DataDirect 4.0 |
Type 4 |
DB2 9.7 |
Sun、DataDirect 4.0 |
Type 4 |
Microsoft SQL Server 2008 |
Sun、DataDirect 4.0 |
Type 4 |
MySQL 5.1 |
次の表に、サポートされるブラウザとバージョンを示します。
表 1–5 サポートされているWebブラウザ
ブラウザ |
バージョン |
---|---|
Firefox |
2.0, 3.0 |
InternetExplorer |
7.0, 8.0 |
Safari |
3.2, 4.0 |
Sun GlassFish Enterprise Server v3 は mod_jk 1.2.x (最小 1.2.26) をサポートします。