Logical Domains 1.2 管理ガイド

進行中の移行の取り消し

移行が開始されたあとに KILL 信号によって ldm コマンドが中断されると、移行は終了します。ターゲットドメインは削除され、ソースドメインがアクティブだった場合は再開されます。ldm コマンドの制御シェルが失われた場合、移行はバックグラウンドで続行されます。

移行処理は、ldm cancel-operation コマンドを使用して、外部から取り消すこともできます。これによって、進行中の移行が終了され、ソースドメインはアクティブなドメインとして再開されます。ldm cancel-operation コマンドはソースシステムから開始するようにしてください。あるシステム上で実行される移行関連のコマンドは、そのシステムから開始された移行処理に影響を及ぼします。システムがターゲットシステムの場合、移行処理は制御できません。


注 –

移行が開始されたあとに ldm(1M) プロセスを中断しても、移行に影響を与えるのはソースマシンおよびターゲットマシン上の Logical Domains Manager デーモン (ldmd) であるため、処理は中断されません。ldm プロセスは、戻る前に、移行が完了したことを示す ldmd からの信号を待機します。