サービスドメインから、ファイル (fdisk0 など) を作成して仮想ディスクとして使用します。
service# mkfile 100m /ldoms/domain/test/fdisk0 |
ファイルのサイズによって、仮想ディスクのサイズが定義されます。この例では、100M バイトの空のファイルを作成して、100M バイトの仮想ディスクを取得しています。
制御ドメインから、ファイルを仮想ディスクとしてエクスポートします。
primary# ldm add-vdsdev /ldoms/domain/test/fdisk0 fdisk0@primary-vds0 |
この例では、slice オプションを設定していないため、ファイルはフルディスクとしてエクスポートされます。
制御ドメインから、ディスクをゲストドメインに割り当てます。
たとえば、ディスク fdisk をゲストドメイン ldg1 に割り当てます。
primary# ldm add-vdisk fdisk fdisk0@primary-vds0 ldg1 |
ゲストドメインが起動されて Solaris OS が実行されたら、そのディスクがアクセス可能であり、フルディスクであることを確認します。
フルディスクとは、8 つのスライスを持つ通常のディスクのことです。
次の例は、ディスク c0d5 を表示して、そのディスクがアクセス可能であり、フルディスクであることを確認する方法を示しています。
ldg1# ls -1 /dev/dsk/c0d5s* /dev/dsk/c0d5s0 /dev/dsk/c0d5s1 /dev/dsk/c0d5s2 /dev/dsk/c0d5s3 /dev/dsk/c0d5s4 /dev/dsk/c0d5s5 /dev/dsk/c0d5s6 /dev/dsk/c0d5s7 |