Logical Domains 1.2 管理ガイド

Procedure物理ディスクスライスを仮想ディスクとしてエクスポートする

  1. 物理ディスクのスライスを仮想ディスクとしてエクスポートします。

    たとえば、物理ディスク c1t57d0 のスライス 0 を仮想ディスクとしてエクスポートするには、そのスライス (c1t57d0s0) に対応するデバイスを次のようにエクスポートする必要があります。


    primary# ldm add-vdsdev /dev/dsk/c1t57d0s0 c1t57d0s0@primary-vds0
    

    スライスは常に 1 つのスライスディスクとしてエクスポートされるため、slice オプションを指定する必要はありません。

  2. このディスクをゲストドメインに割り当てます。

    たとえば、ディスク pslice をゲストドメイン ldg1 に割り当てます。


    primary# ldm add-vdisk pslice c1t57d0s0@primary-vds0 ldg1
    
  3. ゲストドメインが起動されて Solaris OS が実行されたら、ディスク (c0d13 など) を表示して、そのディスクがアクセス可能であることを確認できます。


    ldg1# ls -1 /dev/dsk/c0d13s*
    /dev/dsk/c0d13s0
    /dev/dsk/c0d13s1
    /dev/dsk/c0d13s2
    /dev/dsk/c0d13s3
    /dev/dsk/c0d13s4
    /dev/dsk/c0d13s5
    /dev/dsk/c0d13s6
    /dev/dsk/c0d13s7

    デバイスは 8 つありますが、そのディスクは 1 つのスライスディスクであるため、使用できるのは 1 番めのスライス (s0) のみです。