Logical Domains 1.2 管理ガイド

ProcedureZFS ボリュームを 1 つのスライスディスクとしてエクスポートする

  1. ZFS ボリュームを作成して、1 つのスライスディスクとして使用します。

    次の例は、ZFS ボリューム zdisk0 を作成して、1 つのスライスディスクとして使用する方法を示しています。


    service# zfs create -V 100m ldoms/domain/test/zdisk0
    

    ボリュームのサイズによって、仮想ディスクのサイズが定義されます。この例では、100M バイトのボリュームを作成して、100M バイトの仮想ディスクを取得しています。

  2. 制御ドメインから、その ZFS ボリュームに対応するデバイスをエクスポートします。このボリュームが 1 つのスライスディスクとしてエクスポートされるように slice オプションを設定します。


    primary# ldm add-vdsdev options=slice /dev/zvol/dsk/ldoms/domain/test/zdisk0 \
    zdisk0@primary-vds0
    
  3. 制御ドメインから、ボリュームをゲストドメインに割り当てます。

    次の例は、ボリューム zdisk0 をゲストドメイン ldg1 に割り当てる方法を示しています。


    primary# ldm add-vdisk zdisk0 zdisk0@primary-vds0 ldg1
    
  4. ゲストドメインが起動されて Solaris OS が実行されたら、ディスク (c0d9 など) を表示して、そのディスクがアクセス可能で、1 つのスライスディスク (s0) であることを確認できます。


    ldg1# ls -1 /dev/dsk/c0d9s*
    /dev/dsk/c0d9s0
    /dev/dsk/c0d9s1
    /dev/dsk/c0d9s2
    /dev/dsk/c0d9s3
    /dev/dsk/c0d9s4
    /dev/dsk/c0d9s5
    /dev/dsk/c0d9s6
    /dev/dsk/c0d9s7