Logical Domains 1.2 管理ガイド

Logical Domains Configuration Assistant (ldmconfig) の使用

端末ベースの Configuration Assistant である ldmconfig では、ユーザーインタフェース画面に対応する一連の操作が実行されます。最終的には、論理ドメインに配備可能な構成が作成されます。

以降の節では、ldmconfig コマンドをインストールする方法および Configuration Assistant ツールのいくつかの機能について説明します。

Logical Domains Configuration Assistant のインストール

Logical Domains Configuration Assistant は、SUNWldm パッケージの一部として提供されます。

SUNWldm パッケージをインストールすると、/usr/sbin ディレクトリに ldmconfig コマンドが格納されます。このコマンドは、旧バージョンでの使用のために、/opt/SUNWldm/bin ディレクトリにもインストールされます。

必要条件

Logical Domains Configuration Assistant をインストールおよび実行する前に、次の条件を満たしていることを確認してください。

制限事項および既知の問題

Logical Domains Configuration Assistant には、次の制限事項があります。

ldmconfig の機能

端末ベースの Configuration Assistant である ldmconfig では、ユーザーインタフェース画面に対応する一連の操作が実行されます。最後の手順に到達するまで、後方 (前の手順) および前方 (次の手順) に移動できます。最後の手順では、構成が生成されます。いつでも Configuration Assistant を終了したり、構成をリセットしてデフォルトを使用できます。最後の画面では、論理ドメインに構成を配備できます。

まず、Configuration Assistant は、システムを自動的に検査し、ベストプラクティスに基づいて最適なデフォルトのプロパティーを判断してから、これらのプロパティーのうち配備の制御に必要なプロパティーを表示します。これは完全なリストではないことに注意してください。他のプロパティーを設定して構成をさらにカスタマイズできます。

ldmconfig ツールの使用法については、ldmconfig(1M) マニュアルページを参照してください。

次のプロパティーを調整できます。

次に、Configuration Assistant は、作成される配備構成の概略を表示します。これには次の情報が含まれます。

最後に、Configuration Assistant は、システムを構成して、指定された論理ドメイン配備を作成します。また、実行される処理についての説明と、システムを構成するために実行するコマンドを表示します。この情報は、システムを構成するために必要な ldm コマンドの使用法を理解するのに役立ちます。


注意 – 注意 –

この構成手順に影響を与えたり、このプロセスを中断したりしないでください。システムの構成が不完全になることがあります。


コマンドが正常に終了したら、変更を有効にするためにシステムを再起動してください。