仮想ディスクには、2 つの構成要素があります。ゲストドメインに表示される仮想ディスク自体と、データの格納先であり仮想 I/O の終端である仮想ディスクバックエンドです。仮想ディスクバックエンドは、仮想ディスクサーバー (vds) ドライバによって、サービスドメインからエクスポートされます。vds ドライバは、論理ドメインチャネル (LDC) を使用して、ハイパーバイザを介してゲストドメインの仮想ディスククライアント (vdc) ドライバと通信します。最終的には、仮想ディスクはゲストドメイン内の /dev/[r]dsk/cXdYsZ デバイスとして表示されます。
仮想ディスクバックエンドは、物理的でも論理的でもかまいません。物理デバイスには、次のものを含めることができます。
物理ディスクまたはディスク論理ユニット番号 (LUN)
物理ディスクスライス
論理デバイスは、次のいずれかにすることができます。
ZFS、UFS などのファイルシステムのファイル
ZFS、VxVM、SolarisTM Volume Manager (SVM) などのボリュームマネージャーからの論理ボリューム
サービスドメインからアクセス可能な任意のディスク疑似デバイス