Logical Domains 1.2 管理ガイド

仮想ディスクの概要

仮想ディスクには、2 つの構成要素があります。ゲストドメインに表示される仮想ディスク自体と、データの格納先であり仮想 I/O の終端である仮想ディスクバックエンドです。仮想ディスクバックエンドは、仮想ディスクサーバー (vds) ドライバによって、サービスドメインからエクスポートされます。vds ドライバは、論理ドメインチャネル (LDC) を使用して、ハイパーバイザを介してゲストドメインの仮想ディスククライアント (vdc) ドライバと通信します。最終的には、仮想ディスクはゲストドメイン内の /dev/[r]dsk/cXdYsZ デバイスとして表示されます。

仮想ディスクバックエンドは、物理的でも論理的でもかまいません。物理デバイスには、次のものを含めることができます。

論理デバイスは、次のいずれかにすることができます。

図 6–1 Logical Domains での仮想ディスク

この図は、ゲストドメインおよびサービスドメインの構成要素を含めた仮想ディスクの要素が、論理ドメインチャネルを介してどのように通信するかを示しています。