Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

[印刷] ダイアログ・ボックスを使用した印刷オプションの設定

デスクトップは、テキスト・ファイル、PCL ファイル、PostScript ファイル、またはデータ・ファイルを印刷するときに [印刷] ダイアログ・ボックスを表示します (詳細は、表 11–1 を参照してください)。

Graphic

ワード・プロセッサのドキュメントなどのアプリケーション・データ・ファイルを印刷する場合は、そのアプリケーション・データ・ファイルに固有の [印刷] ダイアログ・ボックスが表示されます。

[印刷] ダイアログ・ボックスを使用して、次の印刷オプションを設定します。

表 11–2 印刷オプションの設定

オプション 

説明 

プリンタ 

印刷ジョブの宛先。初期のテキスト・フィールドには、データ・ファイルをドロップしたプリンタが表示されます。この例では、ドキュメントは lj4_n5 というプリンタにドロップされました。

印刷部数 

印刷する部数。デフォルトは 1 です。 

バナーページのタイトル 

バナーページに表示されるタイトル。バナーページは、プリンタがドキュメントの最初のページの前に印刷するページです。  

ページ番号の印刷 

ページ番号を各ページに印刷します。ページ番号付けを選択した場合、印刷マネージャはドキュメントの本当の名前を表示しません。代わりに、ジョブ・リスト上の名前は STDIN:XXXXX になります。XXXXX は 5 桁の数字です。 

印刷コマンドオプション 

印刷の実行方法を変更するその他のオプション。このフィールドの使用方法の詳細は、次の節を参照してください。 

印刷コマンドオプション

[印刷] ダイアログ・ボックスの [印刷コマンドオプション] テキスト・フィールドを使用して、その他の印刷オプションを設定できます。使用する印刷オプションには、テキスト・フィールドに適切な lp コマンドの引き数を入力します。lp コマンドの引き数のリストを見るには、[端末エミュレータ] ウィンドウで man lp と入力します。

たとえば、lp の引き数の 1 つに -m があります。このフラグは、ドキュメントの印刷が完了したことを示すメール・メッセージを、ユーザに送信するようプリント・サーバに要求します。この引き数を使用するには、[印刷] ダイアログ・ボックスの [印刷コマンドオプション] フィールドに、-m と入力します。こうすると、ドキュメントの印刷が完了したときに、ユーザのメールボックスにプリンタからのメッセージが表示されます。