Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

コンジットの設定

[コンジット] タブには、PDA sync アプリケーションで使用できるすべてのコンジットのリストが表示されます。このリストは固定ではなくて、コンジットは追加または削除できます。アクティブなコンジットにはチェックマークがついています。同期操作はすべてのアクティブな (チェックマークがついている) コンジットだけを実行します。次の図を参照してください。

図 22–3 コンジットの設定

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スクロール・リストの下にあるボタンは、リストから選択したコンジットで行うことができるアクションを示しています ([コンジットを追加] ボタンを除く)。ボタンの上にマウス・ポインタを置くと、ボタンの近くに小さなボタン・タグが現れ、その中にボタンの名前が表示されます。次に、ツールバー上のボタンについて示します。

カレンダ

[カレンダコンジットを構成] ウィンドウを使用すると、カレンダ・アプリケーション間でのアポイントメントの同期をどのようにとるかを決定できます。次の図を参照してください。

図 22–4 カレンダ・コンジットの構成

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このウィンドウでは、次のことができます。

メモ

[メモ帳コンジットを構成] ウィンドウを使用すると、デスクトップと PDA 間でテキスト・ファイルの同期をとることができます。次の図を参照してください。

図 22–5 メモ帳コンジットを構成

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データ同期の内容を設定します。

メモ・ディレクトリ内では、メモのカテゴリ別に異なるディレクトリを作成できます (仕事用や個人用など)。デスクトップ上のディレクトリは、同期が行われるとき PDA 上のカテゴリになります。逆に、PDA 上の新しいカテゴリは、同期が行われるときデスクトップ上のメモ・フォルダ内のディレクトリになります。カテゴリディレクトリがデスクトップから削除されている場合は、該当するカテゴリおよびそのすべてのレコードが同期処理時にハンドヘルドデバイスから削除されます。

アドレス

[アドレス帳コンジットを構成] ウィンドウを使用すると、アドレス・アプリケーション間でのエントリの同期をどのようにとるかを設定できます。次の図を参照してください。

図 22–6 アドレス帳コンジットを構成

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このウィンドウでは、データ同期の内容を設定できます。デフォルトは [ファイルを同期させる] です。アドレスディレクトリの中では、ビジネスやパーソナルといったアドレスのカテゴリ別にサブディレクトリを作成できます。それらのものは、同期処理時に PDA 上のカテゴリになります。カテゴリディレクトリがデスクトップから削除されている場合は、該当するカテゴリおよびそのすべてのレコードが同期処理時にハンドヘルドデバイスから削除されます。下位ディレクトリに対する階層の追加は、サポートされていません。

システム

[システムコンジットを構成] ウィンドウを使用すると、システム情報、グラフィティ・ショートカット、および、まだ他のアプリケーションと関連付けられていない .pdbs.prcs をすべてバックアップできます。デフォルトは [ PDA がデスクトップに上書き] (PDA を優先) です。次の図を参照してください。


注 –

[PDA がデスクトップに上書き] を使用するのは、PDA 上のデータが完全に壊れたか失われた場合だけにしてください。次の図を参照してください。


図 22–7 システムコンジットを構成

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メール

[メールコンジットを構成] ウィンドウを使用すると、PDA に INBOX の位置を知らせることができます。次の図を参照してください。

図 22–8 メールコンジットを構成

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このウィンドウでは、INBOX の 位置を IMAP (server.domain) または ローカル (パスとファイル名) で定義できます。

さらに、IMAP を選択した場合、ログイン ID とパスワードを保存することができます。つまり、ログインとパスワードを再入力する手間を省くことができます。ID とパスワードを保存しなかった場合、同期が行われるたびに、次のダイアログ・ボックスが表示されます。次の図を参照してください。

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[デスクトップを PDA に上書き] を選択することも可能です。これは、デフォルトではオフです。


注 –

[デスクトップを PDA に上書き] を使用するのは、PDA 上の INBOX フォルダがデスクトップと同期しない場合だけにしてください。


メール同期に関する他の設定はすべて PDA 上で行います。同期の実行時、PDA は自動的に次のことを行います。

PDA 上のメール同期オプションでは、次のことを PDA で実行できます。

インストーラ

[Installer コンジットを構成] ウィンドウを使用すると、どのファイル (アプリケーションまたはデータベース) を PDA にインストールするかを決定できます。次の図を参照してください。

図 22–9 Installer コンジットの構成

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このウィンドウでは、PDA にインストールできるすべてのファイルが表示されます。これらはすべて、現在、デフォルトのインストール・ディレクトリにあるファイルです。ファイルをリストに追加するには、[installer コンジットを構成] ウィンドウでプラス (+) 記号をクリックします。リストからファイルを削除するには、ファイルを選択して、マイナス (-) 記号をクリックします。次回の同期操作時、リスト内のすべてのファイルがインストールされます。

図 22–10 Palm Pilot アプリケーションを追加

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コンジットの追加

コンジットタブで [コンジットをリストに追加] ボタンをクリックすると、[コンジットを追加] ウィンドウが表示されます。このウィンドウを使用すると、コンジットを PDA sync に追加できます。次の図を参照してください。

図 22–11 コンジットの追加

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プルダウン・メニューから次の 3 つのカテゴリのうち 1 つのコンセプトが使用できます。

現在フォルダに存在しない新しいコンジットを追加したい場合、[コンジットをインポート] ボタンをクリックすると、[コンジットをインポート] ウィンドウが表示されます。次の図を参照してください。

図 22–12 コンジットをインポート

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ファイルを選択して、[インポート] ボタンをクリックすると、選択したフォルダにファイルがコピーされます。以前 [コンジット] タブから削除したコンジットの場合、自動的にリストに追加されます。新しいコンジットの場合、Associate Conduit ウィンドウが表示されます。次の図を参照してください。

このリストには、すでに PalmPilot にインストールされている使用可能なデータベースだけが表示されます。新しいデータベースをインストールしたい場合、最初に、データベースをインストールする必要があります。詳細は、「コンジットの設定」節の「インストーラ」項を参照してください。

リストにあるデータベースを選択して [了解] をクリックします。選択されたそのコマンドがコンジットリストに追加されます。

図 22–13 コンジットの関連付け

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