Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

相対パス

現在のフォルダに関連したファイルまたはフォルダの位置を示すパスは、「相対パス」です。フォルダから次のフォルダ・ツリーに移動する場合は、絶対パス名を入力する必要はありません。パス上の次のフォルダ名のパスを表す文字列を入力します。パスがスラッシュで始まらない場合は相対パスです。たとえば、現在のフォルダが /usr/dt で、フォルダ /usr/dt/config/letters に移動する場合、次のような相対パスを使用します。

config/letters

相対パスを指定するときは、次の 2 つの特殊フォルダ名が便利です。「.」フォルダ (「ドット」とも呼ばれます) は現在のフォルダを示します。「..」フォルダ (「ドット・ドット」とも呼ばれます) は「親」フォルダ、つまりフォルダ階層で一段上のレベルにあるフォルダを示します。たとえば、現在のフォルダが /usr/dt/config の場合、Dtwm ファイルの相対パスは次のとおりです。

../app-defaults/language/Dtwm

ファイルが /usr/dt/app-defaults/language フォルダにあるので、現在のフォルダの 1 つ上のレベルの app-defaults/language サブフォルダにあります。