Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

ヘルプ・ウィンドウのカラー変更

ヘルプ・ウィンドウのトピック・ツリーやトピック表示領域の色は、アプリケーション・リソースを設定すると変更できます。コントラストのはっきりした色を選択することが重要です。それにより、テキスト (フォアグラウンド・カラー) がバックグラウンド・カラーに対して、はっきり見えるようになるからです。

アプリケーションのヘルプ・ウィンドウ・カラーを変更するには

  1. HomeDirectory/.Xdefaults ファイルに、次のリソースを追加します。

       
    application_name*DtHelpDialog*DisplayArea.foreground:   color
       application_name*DtHelpDialog*DisplayArea.background:   color
       application_name*DtHelpDialog*TocArea.foreground:   color
       application_name*DtHelpDialog*TocArea.background:   color
       application_name*DtHelpQuickDialog*DisplayArea.foreground:   color
       application_name*DtHelpQuickDialog*DisplayArea.background:    color
    

    application_name には、ヘルプ・ウィンドウを変更するアプリケーション名を指定します。

    使用できる色のリストは、システム管理者に問い合わせるか、システムに付属のマニュアルを参照してください。

  2. ファイルを保存して終了します。

    アプリケーションを再起動すると、ヘルプ・ウィンドウのトピック・ツリーとトピック表示領域に新しいカラーの値が使用されます。

たとえば、次のリソース・エントリは、DtCardCatalog というアプリケーションの、トピック・ツリー (TocArea) とトピック表示領域 (DisplayArea) のフォアグラウンドおよびバックグラウンドのカラーを変更します。

DtCardCatalog*DtHelpDialog*TocArea.foreground:  yellow
DtCardCatalog*DtHelpDialog*TocArea.background:  blue
DtCardCatalog*DtHelpDialog*DisplayArea.foreground:  yellow
DtCardCatalog*DtHelpDialog*DisplayArea.background:  blue
DtCardCatalog*DtHelpQuickDialog*DisplayArea.foreground:  yellow
DtCardCatalog*DtHelpQuickDialog*DisplayArea.background:  blue

簡易ヘルプ・ウィンドウにはトピック・ツリーがないので、TocArea リソースは無視されます。