Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

ホームセッションの使い方

通常は、デスクトップはログアウト時のセッション情報を保存し、次のセッションを開始するのにその情報を使用します。セッション中にアプリケーションを起動または停止する場合、あるいはスタイル・マネージャを使用してシステムの外観と動作を変更する場合、行なった変更は次のセッションに反映されます。この型のセッションは、「現在のセッション」と呼ばれます。

デスクトップは「ホームセッション」も提供します。ホームセッションは、明示的に保存するセッションです。これは、その時点での現在のセッションのスナップショットを取るようなものです。ホームセッションを保存すると、ログイン時に現在のセッションの代わりに、そのセッションを常に復元するように指定できます。

ホームセッションを保存するには

  1. フロントパネルにある [デスクトップ・コントロール] をクリックします。

  2. [起動スタイル・マネージャ] をダブルクリックします。

    [起動] ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. [起動] ダイアログ・ボックスにある [ホームセッションを設定] をクリックします。

  4. 表示された確認ダイアログ・ボックスにある [了解] をクリックします。

    セッションの現在の状態が保存されます。

ログイン時にホームセッションを自動的に開始するには

  1. フロントパネルにある [デスクトップ・コントロール] をクリックします。

  2. [起動スタイル・マネージャ] をダブルクリックします。

    [起動] ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. [ホームセッションを開始] を選択します。

  4. [了解] をクリックします。

    [ホームセッションを開始] を選択すると、セッション・マネージャは、ログアウト時にセッションを保存しません。

セッションごとに、現在のセッションとホームセッションのどちらかを選択するには

  1. フロントパネルにある [デスクトップ・コントロール] をクリックします。

  2. [起動スタイル・マネージャ] をダブルクリックします。

    [起動] ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. [ログアウト時に決定] を選択します。

  4. [了解] をクリックします。

ログアウト時に、次のセッションを現在のセッションとホームセッションのどちらにするかを決めます。[ホームセッションを開始] を選択すると、現在のセッションの情報は保存されません。(次のログイン時に設定を変更できません。)