[リムーバブルメディア・マネージャ] ウィンドウでフォーマットオプションを指定すると、あらゆるタイプのリムーバブルデバイスに対して、一回の操作でファイルシステムのフォーマット、命名、および作成を実行できます。
起動されるアクションは 2 つあります。最初に実行されるアクションは、デバイスの下位レベルのフォーマット処理です。このアクションでは、処理が完了した割合がステータスバーに表示されます。フォーマット処理が完了すると、2 番目のアクションが起動されます。このアクションでは、ファイルシステムおよびオプションの名前とスライスがデバイスに適用されます。
フォーマットは、フロッピーディスク、Jaz デバイス、Zip デバイスなどの再書き込み可能なすべてのデバイスに対して実行されます。フォーマットは、次のいずれか 1 つの方法で実行できます。
[リムーバブルメディア・マネージャ] ウィンドウを使用してフォーマットするには、次のように操作します。
デバイスアイコンをクリックします。
[リムーバブルメディア・マネージャ] ウィンドウで、[選択] メニューを選択します。
[フォーマット] を選択します。
[メディアのフォーマット] ウィンドウが表示され、選択したデバイスに対してさらに詳細な選択を実行できます。
[高速フォーマット] または [低速標準フォーマット] を選択します。
[ファイルシステムタイプ] プルダウンメニューでファイルシステムのタイプを選択します。
(省略可能) [ボリュームラベル] に、フォーマットするデバイスの名前を入力します。
名前を指定しないと、デバイスに名前が付けられません。デバイスがフォーマット済みでボリューム名が付けられている場合は、ボリューム名が表示されません。
ファイルシステムとして UFS を選択した場合は、[Solaris スライス・エディタ...] ボタンがダイアログボックスに表示されます。
[フォーマット] をクリックします。
「低速標準フォーマット」の場合は、デバイスに対するパスワード保護が無視されます。メディアが読み取り/書き込み保護されている場合は、パスワードの入力が求められます。スライス済みメディア、書き込み保護されているメディア、またはパスワード付きで書き込み保護されているメディアの場合は、「低速標準フォーマット」がデフォルト値です。
コマンド行オプションを使ってフォーマットする場合は、次のように操作します。
あらゆるタイプのリムーバブルメディア・デバイスに対し、コマンド行を使用してファイルシステムのフォーマット、命名、および作成を実行するには、次のように入力します。
sdtmedia_format -d volume_device_name |
スライス・エディタを使用すると、デバイス上に Solaris スライスを作成できます。ただし、スライスを作成できるのは、UFS ファイルシステムの場合だけです。PCFS ファイルシステムまたは UDFS ファイルシステムを選択した場合は、Solaris スライスを作成できません。
スライスを作成したら、スライス・エディタを使用して UFS ファイルシステムまたは UDFS ファイルシステムをそれらのスライス上に書き込むことができます。スライス・エディタは、ユーザから指定されたスライス値およびスライス情報全体の完全性をチェックすることもできます。たとえば、スライスがオーバーラップしていると、エラーが報告されます。
スライスは、次の 2 通りの方法で作成できます。最初の方法では、自動スライスオプションを使用します。