Solaris ユーザーズガイド (上級編)

カウントを使ってコマンドを繰り返す

ほとんどの vi のコマンドの前には、カウントと呼ばれるリピートファクタ (コマンドの前に付ける数値で、その操作を何回繰り返すかを指示する) を指定できます。

これまでの節で説明した大部分のコマンドに、カウントを指定できます。たとえば、3dd は行を削除する操作を 3 回繰り返します (したがって、カーソルがあった行も含めて 3 行が削除されます)。2dw はカーソルがあった位置のワードも含めて 2 つのワードを削除し、4x はカーソルがあった位置も含めて 4 つの文字または空白を削除します。またカウントを移動コマンドの前に付ければ、3w2Ctrl-F (2 を押してから、Ctrl-F を押す) のように入力してカーソルを移動できます。

ピリオド (.) を押すと、前回実行したテキスト編集コマンドが繰り返されます。たとえば、dd を使ってある行を削除した場合は、カーソルを別の行に移動してピリオドを押せば、その別の行を削除できます。