Solaris ユーザーズガイド (上級編)

入力モード

サンプルファイルの paint にテキストを入力するには、vi の「挿入 (insert)」コマンドである i を入力します。このコマンドにより、vi はコマンドモードから入力モードに切り替わります。

ここで数行の短いテキストを入力し、各行の終わりで Return キーを押してみてください。入力した文字はカーソルの左側に表示され、既存の文字は右側に押し出されます。入力途中ならば、Return キーを押す前に Back Space キーで後退して再入力することによって誤りを修正できます。vi におけるテキストの編集については、テキストの変更を参照してください。

paint にテキストを入力し終えたら、Esc キーを押してコマンドモードに戻ります。このとき、カーソルは入力した最後の文字に移動します。これで次の vi のコマンドを入力できる状態になります。

vi が予期しない動作をする場合は、「Caps Lock」モードになっていないか確認してください。このモードになっていると、入力した文字がすべて大文字になります。システムによっては、F1 キー (通常 Esc キーの隣り) が Caps Lock として機能するものがあります。そのため、Esc キーの代わりに F1 キーを押してしまうのはよくある誤りです。


注 –

余分なシステムメッセージを削除するためなどで、画面をクリア (再描画) するよう vi に指示しなければならない場合があります。画面をクリアするには、コマンドモードで Ctrl-L を押します。