Solaris ユーザーズガイド (上級編)

メッセージやファイルのコピーを挿入する

メールボックス内にある任意のメッセージのコピーを現在作成中のメッセージに挿入することができます。同様に、任意のテキストファイルのコピーも挿入できます。

メッセージの挿入

メッセージの本文作成中に他のメッセージを挿入するには、次の形式のコマンドを使います。


~m number

number は、挿入するメッセージの番号です。たとえば、メールボックスの 3 番目のメッセージのコピーを取り込んで新規のメッセージを作成し、それをほかのユーザに送信する場合は、次の手順を実行します。

  1. メールの本文作成中に改行してから ~m 3 というコマンドを入力し、Return キーを押します。

    mailx により、次のメッセージが表示されます。


    「メッセージ挿入」 3 (continue)
    

  2. 送信者の画面には 3 番目のメールの内容は表示されませんが、受信者の画面には表示されます。(続く) のあとに続けてメッセージを入力するか、あるいは取り込んだコピーをそのまま送信します。

  3. 取り込んだコピーも含めたメッセージ全体を表示するには、~p コマンドを入力します。

ファイルの挿入

メッセージの本文作成中に任意のテキストファイルのコピーを挿入することもできます。この場合、次の形式のコマンドを入力します。


~r filename

たとえば、現在作成中のメッセージに outline というファイルを挿入するには、次のように入力します。


?~r outline