Solaris ユーザーズガイド (上級編)

デフォルトの認証プロトコルの変更

デフォルトの認証プロトコル MIT-MAGIC-COOKIE-1 は、システムでサポートされるもう 1 つの認証プロトコル SUN-DES-1 に変更できます。また、ユーザベースのアクセス制御機構をまったく使わないようにすることもできます。デフォルト認証プロトコルを変更するには、 /usr/dt/config/Xservers ファイルの Xsun という行を編集します。たとえば、デフォルトを MIT-MAGIC-COOKIE-1 から SUN-DES-1 に変更するには、/usr/dt/config/Xservers ファイルの次の行を編集して Xsun コマンドに -auth sun-des オプションを加えます。


:0  Local local_uid@console root /usr/openwin/bin/Xsun :0 -nobanner -auth sun-des 

ユーザベースのアクセス制御機構を使わないで Solaris オペレーティング環境を実行する必要がある場合は、/usr/dt/config/Xservers ファイル内の次の行を編集して Xsun コマンドに -noauth オプションを加えます。


:0  Local local_uid@console root /usr/openwin/bin/Xsun :0 -nobanner -noauth

注意 – 注意 –

-noauth オプションを指定した場合、セキュリティの水準は低下します。この設定は、OpenWindows をホストベースのアクセス制御機構だけで実行した場合と同じです。サーバはユーザベースのアクセス制御機構を無効にします。あるマシンでアプリケーションを実行できるユーザであれば、そのマシンのサーバに対するアクセスを許可されることになります。