Solaris ユーザーズガイド (上級編)

グラフィカルユーザインタフェース

グラフィカルユーザインタフェース (GUI) は、プログラムにおいてキーボードやマウスに加えてグラフィックスを使用して操作を簡単に行えるようにしたインタフェースです。GUI は、オペレーティングシステムまたはアプリケーションとの情報伝達が可能なように、ウィンドウ、プルダウンメニュー、ボタン、スクロールバー、アイコンイメージ、ウィザード、各種アイコン、マウスなどを提供します。

Solaris 9 オペレーティング環境は、2 つの GUI、共通デスクトップ環境 (common Desktop Environment、CDE) と GNOME デスクトップをサポートします。

共通デスクトップ環境

共通デスクトップ環境 (CDE) には、作業を体系的に管理するのに便利なウィンドウ、ワークスペース、コントロール、メニュー、フロントパネルなどがあります。CDE GUI は、ファイルとディレクトリの整理、電子メールの読み書きや送信、ファイルのアクセス、システムの管理などに使用できます。

詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

GNOME デスクトップ

GNOME (GNU Network Object Model Environment) は GUI であり、コンピュータデスクトップアプリケーションの集合体です。GNOME のデスクトップ、パネル、アプリケーション、およびツールセットは、作業環境のカスタマイズやシステム作業の管理などに利用できます。GNOME には、ワードプロセッサ、スプレッドシートプログラム、データベースマネージャ、プレゼンテーションツール、Web ブラウザ、電子メールプログラムといった各種のアプリケーションもあります。