内部的な初期設定を行なった後、tt_open は ttsession の検索を開始します。
tt_open は、環境変数 TT_SESSION
が設定されているか検査します。
設定されている場合は、その値を ttsession の ID として使用します。
設定されていない場合は、環境変数 DISPLAY
が設定されているか検査します。
設定されている場合は、その値を ttsession の ID として使用します。
設定されていない場合は、(そのディスプレイを実行しているマシンの) ルート X Window System 上の TT_SESSION
プロパティが設定されているか検査します。
以上の結果、これらの環境変数が 1 つも設定されていない場合は、tt_open は自分で ttsession を起動します。
tt_open は、ttsession が動作中か確認します。
tt_open は環境変数 TT_TOKEN
を検査し、そのクライアントが ptype の「Start」コマンドから起動されたかどうかを決定します。
ptype の「Start」コマンドから起動された場合、tt は procid を作成します。
tt_open は、ttsession が接続するクライアント側の TCP/IP ソケットを作成します。
ソケット上の動作は、関連付けられたファイル記述子で通知されます。ttsession はこのチャネルだけを使用して、着信メッセージをクライアントに通知します。
このファイル記述子には、tt_close を使用してください。close 関数をは使用しないでください。tt_fd が返すファイル記述子に close 関数を使用すると、後で tt_open や close を呼び出すたびに、ファイル記述子のカウント値が増えます。
tt_open は、データベースのホスト名リダイレクト用マップを読み取ります。