ファイルシステムのパーティションをリダイレクトする際に、ToolTalk データベースは、異なるファイルシステムのパーティションに物理的にアクセスすることによって、ToolTalk データを読み取り専用ファイルシステムのパーティションに対して論理的に読み取ったり書き込んだりできます。ファイルパーティションをリダイレクトするには、ToolTalk データベースが書き込みを行うパーティションをマップする必要があります。ToolTalk データベースサーバーを実行しているマシン上で、次の手順を実行します。
たとえば、次のように作成します。
# Map first partition /cdrom /usr # Map second partition /sr0/export/home /export/home |
これによって、読み取り専用パーティション /cdrom を読み取り書き込みパーティション /usr にマッピングし、読み取り専用パーティション /sr0/export/home を読み取り書き込みパーティション /export/home にマッピングします。
ToolTalk 型データベースが格納されているのと同じ場所に、マッピングファイルを格納します。
TT_PARTITION_MAP
環境変数で定義したファイルパーティションは、このマッピングファイルで定義したファイルパーティションより優先順位が高くなります。
マッピングファイルは、ToolTalk データベースサーバーの起動時、または ToolTalk データベースサーバーが USR2 シグナルを受信するときに読み取られます。パーティションのリダイレクションに関する詳細は、partition_map(4) のマニュアルページを参照してください。