ToolTalk ユーザーズガイド

ToolTalk ファイル名マッピング機能の使い方

ファイル名マッピング機能は、ToolTalk APL の一部を構成するものです。ToolTalk メッセージパッシングとは、独立してこれらを使用することによって、ネットワークから見えるファイル名の標準形式のエンコードまたはデコードを行います。共通ファイルにアクセスする必要のあるアプリケーション内に、これらの標準形式を渡すことができます。ファイルの参照を行うホストによって、このファイルのパス名は異なる可能性があります。たとえば、ホスト A のファイルが /home/fred/test.c でも、他のホストでは /net/A/export/home/fred/test.c の場合もあります。ファイル名マッピング API は、NFS から見ることができるファイル名を標準的な名前に変換し (tt_host_file_netfile() で)、それが各ホストのアプリケーションに渡されます。別のホストは、その標準名を API (tt_host_netfile_file()) に渡して起動プログラムで使える UNIX パス名に戻します。