ToolTalk ユーザーズガイド

セッションだけの配信範囲指定

TT_SESSION 型は、セッションだけを配信範囲とします。静的セッション配信範囲指定のパターンは、明示的な tt_session_join 呼び出しに配信範囲の値を設定するように要求します。動的セッション配信範囲指定のパターンは、tt_session_join 呼び出しまたは tt_pattern_session_add 呼び出しのどちらかによって設定できます。


注 –

これらの呼び出しが指定するセッションは、デフォルトセッションでなければなりません。


例 3–1 は、静的セッション配信範囲指定のパターンを示します。例 3–2 は、動的セッション配信範囲指定のパターンを示します。


例 3–1 静的セッション配信範囲指定のパターン

Obtain procid 

tt_open(); 

Ptype is scoped to session 

tt_ptype_declare(ptype); 

Join session 

tt_session_join(tt_default_session()); 



例 3–2 ファイル属性による動的セッション配信範囲指定のパターン

Obtain procid 

tt_open(); 

Create pattern 

Tt_pattern pat = tt_create_pattern(); 

Add scope to pattern 

tt_pattern_scope_add(pat, TT_SESSION); 

Add session to pattern 

tt_pattern_session_add(tt_default_session()); 

Register pattern 

tt_pattern_register(pat);