ToolTalk ユーザーズガイド

指定セッションへの登録

プログラムは、初期セッション以外のセッションに登録する場合には、そのセッション名を検索し、新しいセッションをデフォルトとして設定し、ToolTalk サービスに登録しなければなりません。

次のコード例は、somehost:0 と命名された X セッションを結合する方法を示しています。このセッションは、初期セッションではありません。


char   *my_session; 
char   *my_procid;  

my_session = tt_X_session(“somehost:0”);
tt_default_session_set(my_session); 
my_procid = tt_open(); 
ttfd = tt_fd();

注 –

必要な呼び出しは、指定されている順番で行わなければなりません。


  1. tt_X_session();

    この呼び出しは、X ディスプレイサーバーに関連付けられているセッション名を検索します。tt_X_session() は、引数 char *xdisplay_name をとります。

    xdisplay_name は、X ディスプレイサーバー名です (この例では、somehost:0 です)。

  2. tt_default_session_set();

    この呼び出しは、新しいセッションをデフォルトのセッションとして設定します。

  3. tt_open();

    この呼び出しは、プロセスの procid を返し、それをデフォルトの procid として設定します。

  4. tt_fd();

    この呼び出しは、現在の procid のファイル記述子を返します。