rpcgen ツールは、リモートプログラムインタフェースモジュールを生成します。このツールは、RPC 言語で書かれたソースコードをコンパイルします。RPC 言語は構文も構造も C 言語に似ています。rpcgen ツールは C 言語ソースモジュールを生成するので、次に C コンパイラでコンパイルします。
オプションを指定すれば、rpcgen で次のことを行うことができます。
さまざまなトランスポートの選択
サーバーのタイムアウトの指定
main プログラム以外のサーバー側スタブプログラムの生成
C 形式で引数を受け渡す ANSI C 準拠のコードの生成
権限をチェックしてサービスルーチンを呼び出す RPC ディスパッチ
rpcgen を使用すると、下位レベルのルーチンを作成する手間が省けるのでアプリケーション開発時間を大幅に短縮できます。rpcgen の出力コードとユーザー作成コードとは、簡単にリンクできます。rpcgen を使用しないで RPC プログラムを作成する方法については、第 4 章「RPC プログラマインタフェース」を参照してください。