図 F-1 に SAF の論理ダイアグラムを示します。ひとつの SAF が、システムごとに複数のポートモニターをどのように生成するのかを示しています。これは、複数のモニターが並行して動作できるようにするため、異なるプロトコルを同時に提供することを意味します。
次の図は 論理ダイアグラムに対応するディレクトリ構造を示します。 図の後に、ディレクトリ構造内のファイルおよびディレクトリについて説明します。
SAF ディレクトリ構造内のスクリプトとファイルは次のとおりです。
/etc/saf/_sysconfig - システムごとの構成スクリプト
/etc/saf/_sactab - SAC の管理ファイル 。ここには、SAC の管理下にあるポートモニターの情報が入っています。
/etc/saf/pmtag - ポートモニター pmtag のホームディレクトリ
/etc/saf/pmtag/_config - ポートモニター pmtag のポートモニターごとの構成スクリプト
/etc/saf/pmtag/_pmtab - ポートモニター pmtag の管理ファイル。 ここには、pmtag の管理下にあるサービス情報が入っています。
/etc/saf/pmtag/svctag - pmtag 経由で使用可能な、サービス svctag のサービスごとの構成スクリプトが置かれます。
/etc/saf/pmtag/_pid - このファイルにポートモニターはそのプロセス ID とカレントディレクトリを書き込んだり、アドバイサリロックを設定します。
/etc/saf/pmtag/_pmpipe - ポートモニターが SAC と ../_sacpipe からのメッセージを受け取ったり、SAC へ応答メッセージを返したりするファイル。
/var/saf/_log - SAC のログファイル
/var/saf/pmtag - ポートモニター pmtag が作成するファイル、たとえばそのログファイルなどのためのディレクトリ