名前 | 形式 | 使用条件 | 機能説明 | オプション | ファイル | 関連項目 | 使用上の留意点
SUNWjfpu
cssd は MLE (複数言語環境) で提供される CS を起動したり、監視したりするためのコマンドです。各 CS を起動後、cssd は CS が終了すると (異常終了を含む) その CS を 5 秒後に再び起動します。
CS 起動情報ファイル /etc/css.conf は、CS 起動情報ディレクトリを記述します。 このファイルはカスタマイズすることができます。cssd は起動時にこのファイルを読み、 CS 起動情報ディレクトリを取得します。そして、それらの CS 起動情報ディレクトリに置かれているすべての実行ファイルを起動します。通常、CS 起動情報ディレクトリには CS の実体ではなく CS 起動スクリプトを置いて間接的に CS を起動します。
CS 起動スクリプトは、CS 起動情報ディレクトリに置かれます。 cssd は、/etc/css.conf の最初の CS 起動情報ディレクトリから順にすべての CS 起動スクリプトを探して実行します。 同一のファイル名を持つ複数のスクリプトが存在する場合は、最初に見つかったスクリプトのみ実行されます。
cssd はシグナル SIGHUP を受信すると、/etc/css.conf を読み直してすべての CS 起動スクリプトを検索し、 次に該当する CS 起動スクリプトを再起動、新規起動、または終了させます。
cssd はシグナル SIGTERM を受信すると、cssd の管理下にある各 CS に SIGTERM シグナルを送って自分自身は終了します (通常、このシグナルにより CS も終了します)。
cssd はデーモンの機能として、syslogd(1M) に対して、レベル err でエラー情報を、また、レベル notice で起動・再起動などの情報を送ります。
CS 起動スクリプトにそれ自身のプロセスを CS で exec するように記述した場合、その CS が終了しても cssd は CS 起動スクリプトが終了したと認識し、その旨の syslog メッセージを出力します。