Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

アクション定義における優先順位

アクションを呼び出すと、システムはデータベースで一致するアクション名を検索します。その名前に対して 2 つ以上のアクションが存在する場合、システムはどちらを使用するかを決定するために優先規則を使用します。

たとえば、次のアクション定義の一部分について考えてみます。

ACTION EditGraphics
 # EditGraphics-1
 {
 	ARG_TYPE				XWD
 	…
 }
ACTION EditGraphics
 # EditGraphics-2
 {
 	ARG_COUNT  				0
 	…
 }
ACTION EditGraphics
 # EditGraphics-3
 {
 	ARG_TYPE  		*
     …
 }

EditGraphics アクション・アイコンをダブルクリックすると、引き数が指定されず ARG_COUNT 0 が優先されるので、EditGraphics-2 を起動します。XWD 型ファイル引き数を指定すると XWD ARG_TYPE が指定されるので、EditGraphics-1 が使用されます。EditGraphics-3 は、その他のファイル引き数すべてに対して使用されます。