Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

DTMOUNTPOINT の値の設定

次の両方の条件が True の場合、DTMOUNTPOINT 環境変数を設定しなければなりません。

DTMOUNTPOINT は、次のようなプロセスに対して設定する必要があります。

これらのプロセスのすべてに対して DTMOUNTPOINT を設定するには、次のようにします。

  1. /etc/inetd.conf ファイルを次のように編集します。

  2. dtspcd エントリを見つけ、次の行を追加します。

          -mount_point mount_point
    
  3. rpc.ttdbserver エントリを見つけ、次の行を追加します。

          -m mount_point
    

    たとえば、オートマウンタが /nfs のマウント・ポイントで使用中の場合、/etc/inetd.conf のエントリは次のようになります。

          dtspc stream tcp nowait root /usr/dt/bin/dtspcd \
          /usr/dt/bin/dtspcd -mount_point /nfs
          rpc stream tcp wait root /usr/dt/bin/rpc.ttdbserver \
          100083 1 rpc.ttdbserver -m /nfs
  4. /etc/inetd.conf を再読み込みするシステム上の手続きを実行します。詳細は、inetd(1M) のマニュアル・ページを参照してください。

  5. DTMOUNTPOINT の値がユーザのログインによって継承されるように設定します。これは、/etc/dt/config/Xsession.d に変数を設定することによって実行できます。環境変数の設定の詳細は、環境変数を設定するにはを参照してください。