Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

SPC セキュリティ

サブプロセス・コントロール・サービスに対する認証は、ファイル・システム認証に基づきます。dtspcd は、すべての SPC クライアント・システムによってもマウントされる「認証ディレクトリ」にアクセスできなければなりません。

デフォルトでは、dtspcd 認証ディレクトリがユーザのホーム・ディレクトリです。しかし、/etc/inetd.conf ディレクトリに -auth_dir オプションを設定することにより、別の位置を使用するように dtspcd を構成できます。詳細は、dtspcd(1M) のマニュアル・ページを参照してください。

SPC 認証はファイル・システム認証に基づいているので、SPC サービスは分散ファイル・システムと同じ程度に安全です。分散ファイル・システムを信頼していないネットワーク上のデスクトップを使用している場合、dtspcd を使用できないようにするには、/etc/servicesdtspc エントリをコメントにしてください。