Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

デスクトップ検索パスと環境変数

デスクトップ検索パスは、デスクトップ・ユーティリティ dtsearchpath によってログイン時に作成されます。dtsearchpath ユーティリティは、環境変数と組み込みの位置の組み合わせを使って検索パスを作成します。

dtsearchpath が読み取る環境変数を「入力変数」といいます。このような変数は、システム管理者またはエンド・ユーザによって設定されます。入力変数は命名規則 DTSP* を使用します。

ログイン時に dtsearchpath が実行されている場合、dtsearchpath は入力変数に割り当てられた値を組み込んで、組み込み位置を追加し、「出力変数」の値を作成します。検索パス 1 つにつき 1 つの出力変数があります。

表 9–2 デスクトップ検索パス環境変数

検索パスの種類 

出力環境変数 

システム共通の入力変数 

個人用入力変数 

アプリケーション 

DTAPPSEARCHPATH

DTSPSYSAPPHOSTS

DTSPUSERAPPHOSTS

データベース [アクション、データ型、フロントパネルの定義]

DTDATABASESEARCHPATH

DTSPSYSDATABASEHOSTS

DTSPUSERDATABASEHOSTS

アイコン 

XMICONSEARCHPATH、 XMICONBMSEARCHPATH

DTSPSYSICON

DTSPUSERICON

ヘルプ・データ 

DTHELPSEARCHPATH

DTSPSYSHELP

DTSPUSERHELP

コンポーネントは、出力変数の値を使用します。たとえば、アプリケーション・マネージャは、アプリケーション・グループを検出するために、アプリケーション検索パスの値 (DTAPPSEARCHPATH) を使用します。