Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

カラー・セットをリソースにマップする方法

デスクトップはリソースを介してさまざまなディスプレイ要素にカラー・セットをマップし、表 17–5 のような割り当てを行います。

表 17–5 リソースにマップされているカラー・セット

リソース 

ディスプレイ要素 

activeColorSetId

アクティブなウィンドウ枠のカラー

inactiveColorSetId

非アクティブなウィンドウ枠のカラー

textColorSetId

テキスト・エントリ領域

primaryColorSetId

アプリケーションのメイン・バックグラウンド領域

secondaryColorSetId

アプリケーションのメニュー・バー、メニュー、およびダイアログ・ボックス 

これらのリソースは、カラー・セット ID を値として取ります。カラー・セット ID でディスプレイ要素に配色を指定すると、新しいパレットがスタイル・マネージャで選択されるときに要素を新しい配色へと動的に変更できます。

個々のアプリケーションに対して、これらのリソースを使用できます。たとえば次の行は、原色に 8 カラー・セットを使用することにより、すべての dtterm ウィンドウを視覚的にグループ化する方法を示します。

dtterm*primaryColorSetId:   8