Solaris 10 インストールガイド (ネットワークインストール)

ProcedureSPARC: ネットワーク経由でクライアントをブートする方法 (DVD)

始める前に

この手順では、次の作業が完了していることを前提としています。

手順
  1. クライアントシステムの電源を入れます。

    システムが動作中の場合は、システムの実行レベルを 0 にします。

    ok プロンプトが表示されます。

  2. ネットワークからシステムをブートします。

    • Solaris の対話式インストール GUI を使用してインストールを行うには、次のコマンドを入力します。


      ok boot net - install
      
    • Solaris の対話式テキストインストーラをデスクトップセッションで使用してインストールを行うには、次のコマンドを入力します。


      ok boot net - text
      
    • Solaris の対話式テキストインストーラをコンソールセッションで使用してインストールを行うには、次のコマンドを入力します。


      ok boot net - nowin
      

    システムがネットワークからブートします。

  3. システム構成の質問に答えます。

    GUI を使用している場合は、システム構成情報の確認が終わると、「ようこそ (Welcome)」画面が表示されます。

  4. さらに質問が表示されたら、質問にすべて答えてインストールを完了します。

    • すべてのインストールオプションが事前設定されている場合は、インストールプログラムからインストール情報の入力は求められません。詳細は、第 6 章「システム構成情報の事前設定 (作業)」を参照してください。

    • 事前設定されていないインストールオプションがある場合は、「インストール用のチェックリスト」を参照して、インストールの質問に答えてください。

    • 非大域ゾーンがインストールされているシステムをアップグレードする場合は、次の手順に従ってください。

      1. 初期インストールかアップグレードかを選択するプロンプトが表示されたら、「アップグレード (Upgrade)」を選択します。「次へ (Next)」をクリックします。

      2. 複数のルート (/) パーティションが存在するシステムの場合は、「アップグレードするバージョンの選択 (Select Version to Upgrade)」パネルでアップグレードするパーティションを選択します。

        Solaris インストールプログラムは、このアップグレードをカスタマイズすることはできないというメッセージを表示します。Solaris インストールプログラムは、このシステムをアップグレードできるかどうかを判断するために、システムを解析します。「アップグレードの準備完了 (Ready to Upgrade)」パネルが表示されます。

        ルートパーティションが 1 つだけの場合、Solaris インストールプログラムはアップグレードするパーティションを選択するプロンプトを表示しません。パーティションは自動的に選択されます。

      3. アップグレードを続行する場合は、「アップグレードの準備完了 (Ready to Upgrade)」パネルの「インストール開始 (Install Now)」をクリックします。

        Solaris インストールプログラムは、システムのアップグレードを開始します。

        アップグレードを続行しない場合は、「戻る (Back)」をクリックして初期インストールを実行します。

参照

Solaris インストール GUI による対話式インストールを完了する方法については、『Solaris 10 インストールガイド (基本編)』「Solaris インストールプログラムを使用してインストールまたはアップグレードを行う方法」を参照してください。