パッケージ処理のスクリプトを作成するときは、現在稼働中の OS への変更を防ぐために、OS に依存しないようにしてください。スクリプトには、パッケージのインストールや削除の実行中に行うアクションを定義します。事前に決められたプロシージャー名で作成できるスクリプトが 4 つあります。preinstall、postinstall、preremove、および postremove です。
表 B–2 スクリプト作成のガイドライン
ガイドライン |
Solaris Live Upgrade への影響 |
非大域ゾーンへの影響 |
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スクリプトは Bourne シェル (/bin/sh) で書き込む必要があります。pkgadd コマンドは、スクリプトの実行時にインタープリタとして Bourne シェルを使用します。 |
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スクリプトはプロセスの開始や停止を行なったり、ps や truss などのコマンドの出力に依存したりしてはいけません。ps や truss はオペレーティングシステムに依存し、稼働中のシステムに関する情報を報告します。 |
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スクリプトでは、expr、cp、ls などの標準的な UNIX コマンドや、シェルスクリプトの作成を容易にするそのほかのコマンドを自由に使用できます。 |
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パッケージはサポートされているすべてのリリースで動作する必要があるため、スクリプトで呼び出すコマンドはこれらすべてのリリースで利用可能なものでなければなりません。したがって、Solaris 8 リリースのあとで追加または削除されたコマンドは使用できません。 特定のコマンドまたはオプションが Solaris 8、9、または 10 リリースでサポートされているかどうかを調べるには、http://docs.sun.com で該当するバージョンの Solaris Reference Manual Collection を参照してください。 |
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