Solaris 10 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)

パッケージの検証

すべてのパッケージは pkgchk の検証にパスしなければなりません。パッケージを作成したらインストールする前に、次のコマンドでパッケージをチェックする必要があります。


# pkgchk -d dir_name pkg_name
dir_name

パッケージがあるディレクトリの名前を指定します。

pkg_name

パッケージの名前を指定します。


例 B–1 パッケージのテスト

パッケージを作成したら、pkgadd コマンドに -R dir_name オプションを指定して、これを代替ルート (/) ファイルシステムにインストールしてテストする必要があります。さらに、この処理が終わったら、次のように、pkgchk コマンドでパッケージが正しいかチェックします。


# pkgadd -d . -R /a SUNWvxvm
# pkgchk -R /a SUNWvxvm

エラーが表示されないことを確認します。



例 B–2 /export/SUNWvxvm 上のパッケージのテスト

パッケージが /export/SUNWvxvm にある場合は、コマンドを次のように指定します。


# pkgchk -d /export SUNWvxvm

エラーが表示されないことを確認します。


ファイルの作成、変更、および削除時に、その他のコマンドでパッケージをチェックすることもできます。次にコマンド例を示します。


# TEMPDIR=/a; export TEMPDIR
# truss -t open /usr/sbin/pkgadd -R ${TEMPDIR} SUNWvxvm \
2>&1 > /dev/null | grep -v O_RDONLY | grep -v \
'open("'${TEMPDIR}