Solaris 10 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)

Procedure終了スクリプトでファイルを追加する方法

終了スクリプトにより、JumpStart ディレクトリにあるファイルをインストールされたシステムへ追加できます。これは、SI_CONFIG_DIR 変数で指定されるディレクトリ (デフォルトは /tmp/install_config) に JumpStart ディレクトリがマウントされるためです。


注 –

インストールされたシステムにすでに存在するファイルに、JumpStart ディレクトリからファイルをコピーして、ファイルを置換することもできます。


手順
  1. インストール済みシステムに追加するすべてのファイルを JumpStart ディレクトリにコピーします。

  2. 新しくインストールされたファイルシステムの階層にコピーするファイルごとに、次の行を終了スクリプトに挿入します。

    cp ${SI_CONFIG_DIR}/file_name /a/path_name
    

例 7–2 終了スクリプトでファイルを追加する

たとえば、自分のサイトのすべてのユーザーを対象に開発された特別なアプリケーション site_prog があると仮定します。site_prog のコピーを JumpStart ディレクトリに置いた場合、終了スクリプト内の次の行は JumpStart ディレクトリからシステムの /usr/bin ディレクトリに site_prog をコピーします。

cp ${SI_CONFIG_DIR}/site_prog  /a/usr/bin