Solaris 10 1/06 以降のリリースでは、非大域ゾーンがインストールされている場合にカスタム JumpStart プログラムを使用してアップグレードできます。プロファイルには、install_type キーワードおよび root_device キーワードの 2 つのプロファイルキーワードのみを使用するべきです。
いくつかのキーワードは非大域ゾーンに影響を与えるため、プロファイルに含められないものがあります。たとえば、パッケージを追加するキーワード、ディスク容量を再配置するキーワード、またはロケールを追加するキーワードを使用すると非大域ゾーンに影響を与えます。非大域ゾーンに悪影響を与えるキーワードを使用すると、これらのキーワードが無視されるか、アップグレードが完了せずに停止します。プロファイルに使用するべきではないキーワードの一覧については、次の表を参照してください。
表 11–9 非大域ゾーンでのアップグレードでエラーを引き起こすキーワード
プロファイルキーワード |
アップグレードの動作 |
---|---|
backup_media |
このキーワードを使用するとアップグレードは停止し、エラーメッセージが表示されます。 |
cluster |
このキーワードは無視され、アップグレードが続行します。 |
geo |
このキーワードは無視され、アップグレードが続行します。 |
layout_constraint |
このキーワードを使用するとアップグレードは停止し、エラーメッセージが表示されます。 |
locale |
このキーワードは無視され、アップグレードが続行します。 |
package |
このキーワードは無視され、アップグレードが続行します。 |
patch |
このキーワードは無視され、アップグレードが続行します。 |
非大域ゾーンの詳細については、次を参照してください。