Solaris 10 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)

metadb プロファイルキーワード (状態データベースの複製の作成)

metadb slice [size size-in-blocks] [count number-of-replicas]

metadb キーワードでは、カスタム JumpStart インストール時に、Solaris ボリュームマネージャーの状態データベースの複製 (mediates) を作成できます。metadb キーワードをプロファイルファイル内で複数回使用して、複数のディスクスライス上に状態データベースの複製を作成することができます。

slice

カスタム JumpStart プログラムが状態データベースの複製を配置するディスクスライスを指定する必要があります。slice の値の形式は、cwtxdysz です。

size size-in-blocks

size オプションキーワードでは、作成する状態データベースの複製のサイズをブロック単位で指定できます。size を指定しないと、カスタム JumpStart プログラムは、状態データベースの複製のデフォルトのサイズ、8192 ブロックを使用します。

count number-of-replicas

プロファイル内にオプションの count キーワードを設定することにより、作成する状態データベースの複製の数を指定できます。count を指定しないと、カスタム JumpStart プログラムは、デフォルトで、状態データベースの複製を 3 つ作成します。

インストール時に Solaris ボリュームマネージャーの状態データベースの複製を作成する方法については、「状態データベースの複製のガイドラインと要件」を参照してください。