cluster cluster_name add_delete_switch |
cluster は、システムにインストールされるソフトウェアグループにクラスタを追加するか、削除するかを指定します。
クラスタ名は SUNWCname の形式で指定します。
指定のクラスタを追加するか削除するかを表すオプションのキーワードです。値 add または delete を使用します。値 add も delete も指定しなかった場合、デフォルトで add が適用されます。
アップグレード時に cluster を使用すると、次の条件が適用されます。
すでにシステムにあるすべてのクラスタが自動的にアップグレードされます。
cluster_name add を指定したが、cluster_name がシステムにインストールされていなかった場合、そのクラスタがインストールされます。
cluster_name delete を指定したが、cluster_name がシステムにインストールされていた場合、アップグレードが開始される前にそのパッケージは削除されます。
非大域ゾーンがインストールされている場合、このキーワードを使用してアップグレードしないでください。このキーワードが使用されると、アップグレードは続行しますが、キーワードは無視されます。
ソフトウェアグループは、クラスタおよびパッケージの集まりを含むメタクラスタです。ソフトウェアグループは、cluster キーワードおよび group_name 変数を使ってインストールされます。この cluster キーワードは、初期インストールのときにのみインストールできます。この cluster キーワードは、clustertoc(4) ファイル内のメタクラスタを参照します。
クラスタはパッケージの集まりです。クラスタはグループ化され、ソフトウェアグループ (メタクラスタ) を形成できます。クラスタ名は常に SUNW<name> の形式となります。クラスタは、cluster キーワードおよび cluster_name 変数を使ってインストールされます。クラスタは初期インストールまたはアップグレードのときに、ソフトウェアグループ (メタクラスタ) から追加または削除できます。