Solaris 10 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)

RAID-0 ボリューム (連結)

カスタム JumpStart と Solaris Live Upgrade のどちらのインストール方法でも、RAID-0 ボリュームを作成できます。RAID-0 ボリュームの単一スライス連結は、個々のコンポーネント内にデータを順番に隣接して配置し、1 つの論理記憶ユニットを構成します。カスタム JumpStart インストールおよび Solaris Live Upgrade では、ストライプの作成や、その他の複雑な Solaris ボリュームマネージャーボリュームは作成できません。

インストール時、またはアップグレード時に、RAID-1 ボリューム (ミラー) を作成し、これらのミラーに RAID-0 ボリュームを追加できます。「ミラー化された」RAID-0 ボリュームを「サブミラー」と呼びます。ミラーは 1 個以上の RAID-0 ボリュームで構成されます。インストール後、Solaris ボリュームマネージャーを使用して RAID-1 ミラーボリュームを管理することにより、個々の RAID-0 サブミラーボリューム上のデータを管理できます。

カスタム JumpStart インストールでは、最大 2 つのサブミラーで構成されるミラーを作成できます。Solaris Live Upgrade では、最大 3 つのサブミラーで構成されるミラーを作成できます。実際には 2 面ミラーで十分です。3 つ目のサブミラーを構成すると、オンラインでバックアップをとることができます。この場合、バックアップのために 1 つのサブミラーがオフラインになっていても、データの冗長性は失われません。

RAID–0 ボリュームの計画情報 

「RAID-1 ボリュームと RAID-0 ボリュームの要件とガイドライン」

RAID-0 ボリュームの詳細情報 

『Solaris ボリュームマネージャの管理』