Solaris 10 の概要

sendmail Version 8.13

Solaris Express 8/04 で導入された sendmail version 8.13 は、Solaris 10 OS のデフォルトになっています。この新しいバージョンの sendmail には数多くの新機能が含まれていますが、その中でもっとも重要なのが、FallBackSmartHost オプションです。

FallBackSmartHost オプションにより、main.cfsubsidiary.cf を使用する必要がなくなりました。main.cf ファイルは、MX レコードをサポートする環境で使用されていました。subsidiary.cf ファイルは、完全に動作する DNS がない環境で使用されていました。そのような環境では、スマートホストが MX レコードの代わりに使用されていました。

FallBackSmartHost オプションは統合化された構成を提供します。このオプションは、すべての環境で可能なかぎり MX レコードのように動作します。このオプションを有効にした場合、クライアントへのメール配信が確実になされるように、障害の発生した MX レコードのバックアップまたはフェイルオーバーとして機能する、確実に接続された「スマート」なホストが使用されます。

また、sendmail Version 8.13 は次の機能も提供します。

詳細は、『Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)』を参照してください。