この機能は、Solaris 10 1/06 リリースおよび Solaris Express 2/05 リリースで新しく追加されました。
このリリースでは、Internet Small Computer System Interface (iSCSI) のサポートが提供されています。iSCSI は、データストレージサブシステムを接続するための、インターネットプロトコル (Internet Protocol、IP) ベースのストレージネットワーク標準です。SCSI コマンドを IP ネットワーク経由で伝送するため、iSCSI プロトコルにより、ネットワーク上でローカルシステムにディスクデバイスをマウントできます。ローカルシステム上では、デバイスをブロックデバイスのように使用できます。
iSCSI プロトコルは次のように動作します。
既存の Ethernet ネットワーク上を流れる
IP ネットワークに既存の管理ツールを使用する
ファイバチャネルまたは iSCSI Storage Area Network (SAN) 環境に接続するために使用できる
iscsiadm コマンドを使用して、iSCSI デバイスを設定および管理できます。詳細は、『『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』』および iscsiadm(1M) のマニュアルページを参照してください。