このデバイス管理機能は、Solaris 10 6/06 リリースで新しく追加されました。
この Solaris リリースでは、PCI Express (PCIe) インターコネクトをサポートします。PCIe は、周辺デバイスをデスクトップ、エンタープライズ、モバイル、通信、および組み込みの各アプリケーションに接続するために設計されています。
PCIe インターコネクトは、業界標準の高性能シリアル入出力バスです。PCIe 技術の詳細は次のサイトを参照してください。
PCIe ソフトウェアは、この Solaris リリースで次の機能を提供します。
拡張された PCIe 構成スペースのサポート
PCIe ベースラインエラー処理と MSI 割り込みのサポート
PCIe デバイスに合わせた IEEE-1275 プロパティーの変更
cfgadm コマンドの cfgadm_pci コンポーネントの拡張による PCIe ホットプラグ (ネイティブおよび ACPI ベース) のサポート
ATTN ボタン使用による PCIe 周辺機器の自動構成
次の cfgadm の例では、x86 システム上のホットプラグ可能な PCIe デバイスが出力されます。プラットフォームによって出力内容が異なることがあります。正しい cfgadm 構文については、使用しているハードウェアマニュアルを参照してください。
# cfgadm pci Ap_Id Type Receptacle Occupant Condition pcie1 unknown empty unconfigured unknown pcie2 unknown empty unconfigured unknown pcie3 unknown empty unconfigured unknown pcie4 etherne/hp connected configured ok pcie5 pci-pci/hp connected configured ok pcie6 unknown disconnected unconfigured unknown |
ホットプラグ可能な PCIe 周辺装置の管理モデルは、cfgadm コマンドを使用する PCI 周辺装置の管理モデルと同じです。
詳細は、cfgadm_pci(1M) のマニュアルページと『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』を参照してください。使用しているハードウェアマニュアルを参照して、使用しているシステム上で PCIe および PCIe のホットプラグがサポートされているかどうかを確認します。また、アダプタを物理的にシステムに挿入する手順とシステムから取り外す手順についてよく確認してください。また、該当する場合のデバイスの自動構成のセマンティクスについても確認してください。